■松井今朝子
……失敗した。
なにがって、読む順番をというか選択をというか。
松井さんの本はだーいぶ昔に『奴の小万と呼ばれた女』というのを読んだことがあるだけで、まあそれは別に悪くはなし、でもこの著者に惚れ込むとかいうんでもなかったのでそのままご縁がなかったわけであるが、このあいだ直木賞を取られたため最近書店ではどんどこ文庫が平積みになっているのが目に留まる、ここはいっちょ何か読んでみたいなと思っていた。
で、「文明開化」の時代が舞台ということで何気なく手に取った本書、元士族の久保田宗八郎というのが主人公の連作短篇集なのだが、読みつつも「なんっか中途半端だなあ」という感じで4篇まじめに読んだがどうも入り込めず、最後の話をナナメに流したところで解説を読んでみたらこれは3つのシリーズのうちの真ん中の話にあたる、ということが判明したんであった。
うわ、なんだそれ。
だから始まったときから以前のことを引き摺っていて、終わるところは次回へ続く〜というぼかした感じになっていたのか。
――しかし文明開化の前っつったらオマエ、幕末じゃんかよ。ヲレ幕末モノは新○組にハマってたトキに読み散らかして今はもうなんかおなかいっぱい状態だからキョリおきたいんだよ。――
あたくしの現在の心境とは斯様なものであって、この前作にあたるという『幕末あどれさん』にあんまり食指が動かないんである。
ついでにいうならこれの続篇『果ての花火』は最近単行本が出たばっかりだから(高いから)これも買う気は今んとこ沸かない。

この『銀座開化おもかげ草紙』は『銀座開化事件帖』を改題したものだそうだ。
大垣藩主の若君という身分高なのにやたら腰が低くてでも己の意見は通しちゃいそうな慇懃無礼が素敵な敬語キャラ;戸田の若様と、ハタチそこそこで童顔だけれどもこの時代に十字屋というキリスト教の専門書店の主をやっちゃう度胸の持ち主で気が高ぶると御国訛りでタンカを切るツンデレキャラ;原胤昭というワキを固めるふたりが萌え萌え(バカですいません)。
でもなんで私にとってぶっちゃけあんまり面白くないかというと、主人公の設定が前作を元に立っているからそれを読んでいないとバックボーンがよくわからない、というのが大きいと思うんだすな。
あと、出てくる主要女性キャラがイマイチ魅力的に思えないというかステレオタイプすぎるっていうか。美人だったり可愛かったりキップがよかったりとか形容はしてあるんだけれど、新鮮味がなあ……。
なんか、時機をあらためて、前作から通して読み直したほうが良いようだ。うーむ。
……失敗した。
なにがって、読む順番をというか選択をというか。
松井さんの本はだーいぶ昔に『奴の小万と呼ばれた女』というのを読んだことがあるだけで、まあそれは別に悪くはなし、でもこの著者に惚れ込むとかいうんでもなかったのでそのままご縁がなかったわけであるが、このあいだ直木賞を取られたため最近書店ではどんどこ文庫が平積みになっているのが目に留まる、ここはいっちょ何か読んでみたいなと思っていた。
で、「文明開化」の時代が舞台ということで何気なく手に取った本書、元士族の久保田宗八郎というのが主人公の連作短篇集なのだが、読みつつも「なんっか中途半端だなあ」という感じで4篇まじめに読んだがどうも入り込めず、最後の話をナナメに流したところで解説を読んでみたらこれは3つのシリーズのうちの真ん中の話にあたる、ということが判明したんであった。
うわ、なんだそれ。
だから始まったときから以前のことを引き摺っていて、終わるところは次回へ続く〜というぼかした感じになっていたのか。
――しかし文明開化の前っつったらオマエ、幕末じゃんかよ。ヲレ幕末モノは新○組にハマってたトキに読み散らかして今はもうなんかおなかいっぱい状態だからキョリおきたいんだよ。――
あたくしの現在の心境とは斯様なものであって、この前作にあたるという『幕末あどれさん』にあんまり食指が動かないんである。
ついでにいうならこれの続篇『果ての花火』は最近単行本が出たばっかりだから(高いから)これも買う気は今んとこ沸かない。

この『銀座開化おもかげ草紙』は『銀座開化事件帖』を改題したものだそうだ。
大垣藩主の若君という身分高なのにやたら腰が低くてでも己の意見は通しちゃいそうな慇懃無礼が素敵な敬語キャラ;戸田の若様と、ハタチそこそこで童顔だけれどもこの時代に十字屋というキリスト教の専門書店の主をやっちゃう度胸の持ち主で気が高ぶると御国訛りでタンカを切るツンデレキャラ;原胤昭というワキを固めるふたりが萌え萌え(バカですいません)。
でもなんで私にとってぶっちゃけあんまり面白くないかというと、主人公の設定が前作を元に立っているからそれを読んでいないとバックボーンがよくわからない、というのが大きいと思うんだすな。
あと、出てくる主要女性キャラがイマイチ魅力的に思えないというかステレオタイプすぎるっていうか。美人だったり可愛かったりキップがよかったりとか形容はしてあるんだけれど、新鮮味がなあ……。
なんか、時機をあらためて、前作から通して読み直したほうが良いようだ。うーむ。
時代小説
|HINOKIasunaro| 20071006
![]() | 赤ひげ診療譚 山本 周五郎 新潮社 1964-10 売り上げランキング : 39448 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■山本周五郎
先日ぶらりと地元書店に行ったら同文庫の「THE ミリオン」キャンペーンが平台に並べられていてそのラインナップを興味深く眺めていたら「たまには山周読んでみるか」という気に。歴史モノなら司馬遼太郎、市井モノなら藤沢周平のほうがどちらかというと好みなんだけど、裏のあらすじにそそられたし、何しろミリオンセラーだもんなというわけで。
長崎への遊学から戻ったばかりの新進気鋭の医者の卵・保本登は幕府の御番医になるつもりで鼻息も荒かったのにいきなり小石川養生所の「赤ひげ」なるあだ名をもつ医者に呼び出され、そこに勤めるように言い渡される。最初は反抗ばかりしていた登だったが、常に冷静で、独自の方法で貧しい人々を助け、奢らず常に学ぶ姿勢を忘れない師の姿に徐々に心を開いていく……。
主人公の成長モノ。
「赤ひげ」なんていうタイトルだからどれほど奇抜な先生なのかと思いきや、ものすごく良識のある落ち着いた方だった。「赤ひげ」は実際に赤毛ってわけじゃなく、全体の雰囲気とかから付けられたらしい。
8つのお話が入っている連作短編集で、それぞれの話にメインとなる患者が出てくる。ミステリーみたいな仕立てだなと思ったけど読んでみたら全然そうではなかった。なるほどな。最初は久々に読む時代市井モノ、しかもかなり泥臭いその空気に馴染みにくかったが、だんだん面白くなっていった。
赤ひげ先生がいかに風変わりで奇抜なのかがもっと中心になっているのかと想像していたのだけれどそうではなく、主人公の青年やその同輩の心中葛藤などが主に描かれていた。それはそれで良かったけれど、赤ひげ先生メインにしてもまた違った面白さが出たんじゃないかな。
赤ひげ先生は、嫌がらせをしたり犯罪すれすれのことをする連中は貧しさが悪いのであって彼ら自身に咎はない、というのが持論だったのだけれど、終盤になって主人公が自分はそうは思わない、金持ちの中にも悪い奴はたくさんいるし、逆に貧しい中にも頭が下がるほど立派なひとがいる、と反論する。ここで主人公にこう言わせるかと興味深かった。難しいよね……どちらが正解なんて簡単に出せるテーマじゃない。
昭和33年に書かれた小説だけど、今読んでもほとんど違和感がなかったのが長く愛される所以かな。
時代小説
|HINOKIasunaro| 20060923
![]() | 孤宿の人 上 宮部 みゆき 新人物往来社 2005-06-21 by G-Tools |
![]() | 孤宿の人 下 宮部 みゆき 新人物往来社 2005-06-21 by G-Tools |
■宮部みゆき
この小説は、江戸幕府下であるという時代設定を非常に巧く活かしてあると思う。
舞台は讃岐、丸海藩。
穏やかなこの地に、江戸から訳有りの罪人が流されてくることになったことから、人々の生活が少しずつ少しずつ歪んでいく。
冒頭で起こる匙家の娘の毒殺事件を皮切りに、平凡だった日常が、「加賀殿」という正体不明の人物をきっかけにどんどん崩れていく様、また、普段であれば正当な手続きをもって行われることが「藩の存続のため」に押し隠されていく様が、じっくりと腰を据えて描かれる。
上からのお達しで表立っては語られないものの、「鬼」とされる加賀殿の残虐なその行いはじわじわと民に広がり、過去の忌まわしい風聞までもが掘り起こされ、彼らの頭を恐怖で染めていくのだ。
周囲の大人によって小さな体を振り回される少女・ほう。
正義感と淡い恋心の狭間で揺れ動く娘・宇佐。
己は臆病だと自嘲し、時に屈折した行動もとるが、根っ子のところで自分を裏切れない渡部一馬。
――その他、人間味あふれる登場人物たちが、大きな大きな運命の濁流の中でもがき、苦しみ、のたうちながらそれでも自分のとるべき「道」を探して掴み取ろうとする。「生きていく」ということの意味を噛み締めさせられる。
「加賀様」とはいったいどのような存在なのか。
途中までは読者にもその姿が見えない。
「見えない」「わからない」からこその「畏れ」というものは確かにある。
物語が終焉に近付いたとき、ふと、自分の頬を伝う冷たいものに気がついて我に返った。荒れ狂うような悲しみではなく、静かにこみ上げてくる「あわれ」が私を泣かせていた。
それに気がつくと同時に、著者がこの小説で何を伝えたかったのかが、少しわかったような気がした。
その答えをここに書くのは無粋というものであろう。
時代小説
|HINOKIasunaro| 20050703
![]() | 斬られ権佐 宇江佐 真理 集英社 2005-04 by G-Tools |
■宇江佐真理
先日最初の一篇だけ読んで「どうもなあ……」と伏せてあったのを、読了。
どうも、宇江佐さん独特の江戸弁「いっち」だのなんだの(しかもその全てにご丁寧に傍点が振ってある)が鼻につくというか――。その他の設定面もなんか納得しにくいというか「なんでこれを主人公にするのか」って感じがするっていうか。
いっそ、あさみを主人公にしたほうが良かったような気がしないでもない。
宇江佐真理のもっと良い作品を知っているだけに、期待しすぎてしまうからなのだろうか。
なんていうか、全体的に「弱み」を背負って「同情」をし合って、「それが人情」みたいな空気があって、それはそうかもしれないけれど、実際人間社会なんてそんなもんなんだろうけれど、「別に小説でそういうの読みたくないなあ」という感じの連作短編集であった。
時代小説
|HINOKIasunaro| 20050514
![]() | 深川恋物語 宇江佐 真理 集英社 2002-07 by G-Tools |
■宇江佐真理
この人のは安心して買える、宇江佐真理『深川恋物語』を読書中。短編集。全部独立しているようだ。やはり、うまい。この落ち着いた雰囲気、人情の描き方、しっとりしんみり味わえる。どうやら恋愛感情を扱った作品を集めてあるようだが、ラブラブとかを描くんじゃなく、片思いと葛藤とか、ふられた後の想いとか、そういう耐える系の感情中心の話になるのかな。現代モノでこーゆうテーマを書いたらまた全然違うんだろうけど、舞台が江戸で人々の人情とか市井の暮らしとか身分社会がそれに絡まりあって、実にいい感じなのである。
宇江佐さんは描写がもう抜群なのだが、今回はそれに加えて話の展開に予想外のどんでんがえしがあったり、見事な伏線があったりで、ページを繰るのがもどかしいくらいだった。阿刀田高さんの解説を読んで、はー、そうかそうかと納得する。これからの宇江佐さんの作品はもう鬼に金棒ってとこですかね。
時代小説
|HINOKIasunaro| 20050123
![]() | 銀の雨―堪忍旦那為後勘八郎 宇江佐 真理 幻冬舎 2001-08 by G-Tools |
■宇江佐真理
素晴らしかった。初期のものとは思えない、ぐっと来るものがいくつもあった。同じ主要登場人物の連作短篇集なのですが。特に、勘八郎の娘、小夜が全編を通して書いてあるのだけれどこれが良かった。小夜ちゃん以外の話でも、「なんでこう人情の機微を描くのが巧いかなあ〜」と思わず息を詰めて読み、読み終えて深く息をつき、なぞりなおした作品、目頭が熱くなった作品、すうっと胸のつかえが下りた作品など、秀作ぞろい。いい作品は本当にいい。ああ。唯一「これは蛇足というか作品の余韻ぶち壊しだな?」とガッカリしたのが著者の「文庫のためのあとがき」。しっとりしていた読後感がいきなりカッシャーン、と(笑)。まあ買いてあることが間違いだとは言わないけど、でもなんか無い方がよかったんじゃないかな?
それにしてもまた帯の文句の的外れには首を傾げてしまう。帯を見て買う・買わないを決めるのはいかがなものかと思います。それよりも最初の数ページを読んでみた方が確かでしょう。帯で面白いなと思うのはちくま文庫くらいでしょうか。あそこのはこだわりがあって、あれだけで作品になっているところがマル。
時代小説
|HINOKIasunaro| 20050123
![]() | 京伝怪異帖〈巻の上〉 高橋 克彦 講談社 2003-10 by G-Tools |
■高橋克彦
【1日目】
高橋克彦の著作をまともに読むのは初めてだし、山東京伝についての知識はゼロと言っていいが、硬いハナシあるいはかなりおどろおどろしいのだろうかと思ったらそうでもない。読みやすく、馴染みやすい。普通の江戸の市井物に実在の人物が出てきてその関連で怪異も絡むといった感じ。平賀源内先生もご活躍です。謎解きの要素も見逃せないかな。面白い。
【2日目】
老中が田沼意次から松平定信に移って戯作者の環境にも影響が出てくるわけですが、そういうのひとつ見ても描き方がうまい。さすが高橋克彦、大物じゃのう。小学校のとき社会科で「白河の清きに魚も住みかねて、もとの濁りの田沼恋しき」を教わって「おお、なるほどのう」と思ったことを思い出しました。田沼がベストと言うわけでもなかったみたいですけど。
【3日目】
読了。なんとなく(上)の方が面白かったような気がする。テンポが良くて、話の展開も目まぐるしい感じで。
時代小説
|HINOKIasunaro| 20050123
![]() | ぼんくら 宮部 みゆき 講談社 2000-04 by G-Tools |
■宮部みゆき
2000年春に出た連作長編で、その年の私の年間ベスト第2位でした。1位とかなり迷った僅差の2位だったような。
帯には「長屋からひとりずつ人が消えていく」と非常に興味を煽るミステリアスな文句が踊っておりますが、実はそこから想像されるような怪奇現象めいた話ではなく、もっと複雑な人間関係の絡んだ人間くさい話であります。いろんな人が暮らしている、とある長屋が舞台。人間が暮らしているところだから、いろんな事件が起こる。小さなことから、大きなことまで。でも、それらのことに、ある1本の繋がりがみえてきて……?
これだけ読むとなんだかややこしそうで暗そうだなあと思われるかもしれませんが、書き手があの宮部さんですから、いろいろなほっこりさせてくれる登場人物がこれでもかと暖かい雰囲気を作ってくれています。
ものすごい記憶力で、岡っ引きのご隠居の記憶を暗唱することができる”でこ坊”、顔がこの世のものとは思えないほどの美貌で、なんでも目に付いたものの長さを測量せずにはいられない聡いお子様弓之助坊っちゃんの十二歳コンビが可愛らしい。主人公である同心・井筒平四郎旦那のぼんくら(かしら?)ぶりも最高に粋で、よい。長屋のお徳さん、差配人佐吉など、魅力的な登場人物が続出する。
「ぼんくら」っていうのは普通は怠け者だとか役立たずだとかそういう意味で使われるんですけど、この主人公は全然そういう人ではアリマセン。ただ、平四郎の仕事は「同心」で、ごく大雑把に言えば今でいう警察みたいなお役目のひと。いろんな事件を調べて追求するのが仕事です。
でも、「仕事」をきっちりやって、なんでもかんでもほじくり返して、杓子定規に追求しまくるとどうなりますか?――実はそっとしておけばもっと丸く収まったはずのことも、表に出すべきではない種類のことも、知らなければしあわせでいられたはずのことも、全部滅茶苦茶になってしまう。
だから、ある程度は「ぼんくら」に。目をつぶれることはつぶって、できるだけほじくり返さずにいられるものはそのままに。
――というのが、この小説で云われている「ぼんくら」なんだと思います。
この小説の最後のほうで「本当のこと」という言葉が2回遣われる箇所があります。「本当のこと」を出さないことで苦しむひとがいる。出すと苦しむひとがいる。
「本当のこと」を知ることが正しいでしょと云うことは易しい。
でも世の中にはそうじゃないことがいっぱいある。
両方が、ぜんぶが幸福になれる解決方法なんて、そんなに簡単にあるものじゃない。
いろんな犯罪小説をたくさん書いておられる宮部さんの、考え方の一端を読ませてもらった気がしました。
時代小説
|HINOKIasunaro| 20050123
![]() | 日暮らし 上 宮部 みゆき 講談社 2004-12-22 by G-Tools |
■宮部みゆき
これも連作のカタチです。本の宣伝文で最初の4編では知らないネタバレが書いてあったのを途中で読んでしまってちょっとげんなりしてしまった。表題作の事件について触れてあるんですけどね。どういう事件が起こるか、わかっちゃうんですよね。
表題作の前にある4編はそれぞれ独立しているけれども、やはり世界は繋がっているので順番に読んでいくことによって意味があります。
以下、さしさわりのない程度に紹介します。まったくの白紙で読みたい方は飛ばしてください。
「おまんま」はおでこちゃんの悩みの話。健気です。
「嫌いの虫」は『ぼんくら』で出てきた佐吉さんの新妻さんらしい悩みのお話。
「子盗り鬼」は現代でもありそうな、手前勝手なストーカー野郎に目をつけられてしまったお六さんのお話。
「なけなし三昧」は鉄瓶長屋のときから平四郎がよく行く、お馴染みのお総菜屋・お徳さんに強力な商売敵が現れるお話。
「日暮らし」は『ぼんくら』からずうっと繋がってきたある大きな火種の元になる人物をめぐる事件。メインでしょう。
「鬼は外、福は内」はエピローグ的なしあわせなヒトコマ。
弓之助ちゃん大活躍!主役を食っています(笑)。大の大人数人を巧みな話術で転がすわ、実際に大男を投げ飛ばしてしまうわ、鋭い洞察は冴えまくるわ。
末恐ろしい、坊っちゃんです。
どうやらこの感じだとシリーズはまだまだ続くようですね。楽しみ。
時代小説
|HINOKIasunaro| 20050123
![]() | あかんべえ 宮部みゆき PHP研究所 2002-03-16 by G-Tools |
■宮部みゆき
よかったっス。――これ、いわゆるミステリではないですね。帯には「時代サスペンス・ファンタジー」ってあるけど(笑)、それもなんだかなー。とりあえず、時代物です。サスペンスではないと思います。お化け(と本文にもあるけどありゃ幽霊ですよ。「お化け」は人間がなるもんじゃないもの。同じ事務所の京極さんに指摘されなかったのかなあ、宮部さん)が出てくるのが「ファンタジー」なのだろうか?(笑)うーむ。
主人公おりんちゃんがかわいい。まだ幼さの残る、でもいろんなことをわかりつつある12歳前後の少女。元気いっぱいで、ほんとにかわいい。読みながら微笑んでしまいます。他の登場人物さんたちも、なかなか味がありますね。裏表あったりするし。(……と、ここまで書いて)、あ、そーかー。そういう視点で見れば「ミステリ」でもあるのかー。――とも、思いました。うーむ。とりあえず、出てくる幽霊さんたちが魅力的でめちゃ楽しいです!!
時代小説
|HINOKIasunaro| 20050123





















