2000年に読んだ本のベストテン
1 『神様がくれた指』  
佐藤多佳子
新潮社
【エンタティメント】
神様がくれた指

二十代の若者二人が主人公。
生き方というものは
諦めさえしなければ
考え次第で
いつからでも変えられるものだ
と力付けられる一冊。



2 『ぼんくら』   
宮部みゆき
講談社
【時代ミステリ】
ぼんくら

次々に繋がっていく輪。
江戸時代の人情に心温まり、
最後にはあっ、となる。

ほんわかできるミステリって、最高ですね。





3 『女王の百年密室』    
森博嗣
幻冬舎
【SF?ファンタジー?ミステリ?】
女王の百年密室

整然と、
ひたすら美しく描かれる不思議な世界。
その中の乱調は?
ジャンルを越えた傑作!



4 『流しのしたの骨』    
江國香織
新潮文庫
【現代小説】
流しのしたの骨 (新潮文庫)

ちょっと変わった家族
を描いた小説。
江國さんの独特の文体、
それから生まれる雰囲気がたまりません。



5 『翻訳夜話』   
村上春樹・柴田元幸
文春新書
【講演・実用・翻訳】
翻訳夜話 (文春新書)

翻訳にまつわる講演を字に起したもの。
流行作家と東大助教授
そして二人とも超一流の翻訳家。
言葉っておもしろい、
とわくわくする一冊。



6 『おもしろくても理科』   
清水義範
講談社文庫
【エッセイ・漫画】
おもしろくても理科 (講談社文庫)

優等生で文系人間だけど
理科大好きな著者が理科にまつわる薀蓄を語り、
それに西原理恵子が漫画で茶々を入れる、
頭の中がちょっとやわらかくなる一冊。



7 『西の魔女が死んだ』    
梨木香歩
小学館
【児童文学】
西の魔女が死んだ

思春期の少女が主人公。
この世代の視線というか潔癖な性質というか……
独特な感性が見事に描かれた作品。
死ぬ、ってどういうことか
考えさせてくれる話でもある。
タイトルも秀逸ですね。



8 『GO』     
金城一紀
講談社
【現代文学】
GO

芥川賞受賞作。
在日文学のイメージを
くるり
と変えてくれた
ひたすらユーモアたっぷりの作品。
主人公のほのかな恋愛もどきどきものです。



9 『絡新婦の理』    
京極夏彦
講談社ノベルス
【妖怪・ミステリ】
絡新婦の理 (講談社ノベルス)

細い糸が次々に出てきて、
それが見事に絡まりあい、
おどろおどろしくも雅やかな絵を描く。
それが、京極ミステリだと思います。



10 『新選組血風録』   
司馬遼太郎
中公文庫
【歴史・短篇集】
新選組血風録 (中公文庫)

司馬遼がドラマチックに描く幕末の風。
泣く子も黙る殺戮集団、
というイメージもある新選組ですが、
実は実直でまっすぐな、
あたりまえの人達だったのです。



次点 『ハンニバル』  
トマス・ハリス
新潮文庫
【サイコ・サスペンス】
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)

読みながら映像が頭に浮かんでしようがない……。
上品で、華麗で、知的で、
でも血も凍る世界。
ラストが衝撃的です。


年間ベストテン1999-2001 |HINOKIasunaro| 20001231
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桧あすなろ

  • HN: 桧あすなろ
  • 奈良在住



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